その日は、不気味なまでに何もなかった。 あれから今まで、毎日受けていた嫌がらせがパタリと止んだのだ。 陰口を叩かれはしたが、それは以前からあったことなのだし。 (おかしい) ともかく、この現状はおかしい。 有り得ない、と言っても良い。 これは、上げて落とす的なアレなのだろうか。 まあ、この現状を『上げて』と考えてしまう瑞姫の思考も既に毒されているようだが。