わからない。 要がわからない…… うんん。 もっとわからないのは、あたし。 昨日……あのまま要と一線を越えてもいいと思えた。 要は・・・・・・彼女いるんだよ? あたしは旬が好きなんだよ? あたし、何してんの? なにが……したいの? 窓の外に視線を落とす。 要と知らない女の子が笑ってる。 「な……によ」 すごくイタイ。 ――――シャッ! あたしは思い切りカーテンを閉めた―― 溢れそうになっていたこの想いに蓋をするように。