顔面レベル100の幼なじみと同居なんてゼッタイありえません!



でも、あたしのその言葉は要のキスで遮られていた。


甘く甘くキスを落とす要。





そして、最後にチュッと軽く唇に触れて



「大丈夫だって」



と、笑った。




「これで充電完了」



……うう。


だから、そうゆうのは反則だよ!

逆光にも慣れたあたしの目は、要の甘い笑顔をとらえていた。



「……なら、いいんだ。」




それ以上聞けなかった。



きっと、見えなかったら聞けた。


あんなに甘くキスされなかったら聞けた。



あー!もうっ。

要の、バカ。バカバカ!


本当は、ぜーんぶわかってるんじゃないの?
わかってて、あたしに質問する隙をあたえないようにしてるんじゃないのかな。



「……」


……うぅ。


あたしはその思いを掻き消すようにガバッと頭まで布団をかぶった。