あたしは、軽い衝撃を感じて目を閉じた。 ちょっとーーー! 「未央…」 要のちょっとハスキーな声が耳元にかかる。 要はあたしに馬乗りになっている。 うう… 背筋がゾワゾワしてしまう。 あのさ・・・今の話、聞いてました? 真剣な表情の要の手があたしの頬を包む。 ドキン 要の潤んだ瞳に吸い込まれそうになる。 「ちょ・・・」 「ダメだ・・・もう無理」 そう言って、要の熱を帯びた唇があたしの唇を塞いだ。 無理って? なにが無理なのっ? 早まんないでよ~~!