え?



なに??







その腕に力が入る。








ちょ・・・・ちょっとーーーー!!!!!







「ちょ・・・要?・・・・なにしてんの?おじさん達に見られたら・・・」







あたしはこの間の悪夢が頭の中に甦って来た。







「いいじゃん、別に」






要は余裕の表情でニヤニヤとあたしを見下ろしている。



よくないっつの!




・・・・この顔なんかやだー!



悔しい!!!




あたしだけ、いつもいつもドキドキしてるみたい。











「未央ちゃーん、ごはん食べるでしょ?」




おばさんが、キッチンから顔を出して言った。





「は、はーい」




ひゃあーーーー!!




あたしは急いで要の腕の中から逃れた。





その後も要は、ふふんと鼻で笑うと、自分も歯を磨き始めた。








つ・・・疲れるっ