あたしは要が出ていったドアを見つめたまま、これからが心配になった。 あたし、どれくらいこのうちで暮らさなきゃいけないのかな… 布団の中にもぐって今日の出来事を思い返す。 パパとママはアメリカに行ってしまうし、おじさんとおばさんは優しそうだけど、女の子と思っていた子は、男の子だし。 しかもその男はあたしと同じ学校ときてる。 要の部屋がある方の壁を見つめた。 まだ起きているようだ。 何してるのかな…… そんな事を思っているうちに あたしは眠りに落ちた。