顔面レベル100の幼なじみと同居なんてゼッタイありえません!



このまま。
要の手に触れてしまおう。

そしたらこの気持ちも楽になるはず。
あたしの事、変な女だと思うかもしれない。



でも。

もう、この気持ちを抑える事なんてできない。

隠すことなんて、出来そうにないよ。



あたしはギュっと目を閉じた。



そして左手を

要の右手にそっと重ねた――――