「…リン」

「ん?」

「やっぱなんでもねーや。」

「ふふっ

何それ?変なの」

「お前には言われたくね―!」


またユウちゃんがあたしの髪を撫でる


あたしもユウちゃんの真似をしてユウちゃんの髪を撫でる


「ツヤツヤだね」

「ん?

まぁね」

ユウちゃんの手が
あたしの頬を撫でる

そこでユウちゃんの手が止まった

「…俺4時からまた検査はいってんだ

だからリンは今日はもう帰んな」

「そうだね…

また明日も来るからね」

「おぅ!

待ってるゎ!」


あたしたちはもう一度キスをした

西日が差し込む病室で。