「…間に合って!」

何度も何度も心の中でそう思った



そして電車はやっとユウちゃんの病院の近くの駅に着いた。

着いたのは7時15分だった


…あと15分!


それから私は走って走って走って走って…

やっとのことでユウちゃんの病院についた。

7時28分…
セーフ。


たとえあと二分しかなくても“好き”と伝えることはできる


そんな期待を胸に私はユウちゃんの病室のドアに手をかけた




すると―――