どうしよう


和くんと魁君の間で揺れる気持ちに少しずつ気付きはじめた


「瑠衣、教えたからキスして」


仕方なく軽く触れるキスをしたが…


「足りない、もっとして」


そういう和くんが可愛くてまたキスをする


「まっ…待って」


「瑠衣が欲しい」


こんな余裕のない和くんは初めてだった


だから全てをあげようと思った


「いいよ」

返事をすると体中にキスをされあたしも我慢出来なくなり


「我慢出来ない」


と言っていた


そして和くんと好きな人と一つになった


和くんが心配して


「大丈夫?」


と抱き締めながら聞いくその腕のなかで


「うん」


ってうなずくと甘い声で


「愛してる」


耳元で囁かれた



こうして入学式の日は終わったが


これからどうなるのか、あたしはどうすればいいのか分からずにいた


この時、はっきりしていれば誰も傷つけないですんだのかな?


後になって後悔することなんて想像もしていなかった