土曜日… 私たちは、南兎波羅中学校に来ていた。 一試合目のスタメンに、 翔怜と愁夜が選ばれていた。 「二人とも、頑張ってねっ!!」 「「おう!!」」 試合が始まると、愁夜が走りだした。 ボールを蹴りながら、 ヒラリヒラリと相手をかわしていく。 そして、あっさりシュートが入った。 ガッツポーズを決める愁夜。