時雨の幼馴染らしいが… 男慣れしてるのか、 馴れ馴れしい。 「大丈夫?時雨の事聞いて、 私、心配で…」 心配、か… 俺の事狙ってんの、 バレバレだし。 ま、噂道理顔は可愛いけどねぇ。 俺は、上着を羽織り立ち上がった。 「!!何処行くの?」 瑠璃川の声に振り向かず、 俺は山に向かった。