しかし、あれから三時間たっても 誰も来ない。 気付けば、お昼を回っている。 「昼飯にすっか」 「うん」 私たちは、頂上で食べるはずの お昼を広げた。 私がお昼を食べていると、愁夜が言った。 「なぁ、ヤバいんじゃないの?」 「えっ」 「まだ5月だし、夜になれば 相当寒いんじゃねぇの?」 夜までここに…? 大丈夫。 翔怜がきっと助けてくれる… そう、思ってたんだ…