掃除を始めて一時間。 見違えるほどきれいになった。 部活って、疲れるなぁ。 グランドに戻って、部員を眺めた。 「時雨、タオルある?」 こっちへ走ってきたのは、愁夜だった。 「あ、うん。はい」 タオルを渡すと、サンキュといって 微笑み、水分補給をした。