旅館に戻ってお風呂。
いや、温泉に入った。



「んーおいしい!」


「そうだな!」


今はご飯中。

旅館の料理。


美味しい以外なんでもなかった。





「愛梨…?」


自販機にジュースを買いに行き、部屋に戻った。

部屋は暗かった。


「…!!」


窓が開いていることに気づいた。

「愛梨」


「あ、悠希!」


気がつくと笑顔で返してくれた。


「湯冷めするぞ?」


「んー大丈夫!」


愛梨のそばによった。


「なにしてんだ?」


「見て!上…」


「え?」

上…?


愛梨に言われ上を見た。


「…綺麗」


上を見ると、満点な星空だった。


「でしょ?
だから電気消して堪能してたんだ!」


だから電気が消えてたのか。


「愛梨」


愛梨を後ろから抱き締めた。


「…!ふふっ♪」


初めは驚いていたが、愛梨は俺の手をつかみながら、
綺麗な満天の星空を見ていた。


「綺麗だね…!」


「あぁ!」


満天の星空の中。
愛梨にキスを落とした。