「とりあえず今日の試合は勝とうぜ!」


拓海は肩を組んできた。


「そうだな!」


自販機で飲み物を買い、会場に戻った。






試合が始まった。


今日の試合だけは負けられない。


このままシュートに持ってけるか…?


ボスッ

「よっしゃ」


はいったよな?


「吉田、よかったぞ!その調子でいくぞ!」


「はい」



サッカーの1点てかなり厳しい。
いや、難しい。


このまま行けるか…?




愛梨だけは譲れない。
だから、この勝負も譲れない。



結局、1点いれたが、
その後点は上がらず、
相手にもとられなかった。




休憩10分。


「吉田のシュートがよかった。このまま、点を稼げるなら取れ。でも、白高校にとらせるな!」


「「はい」」



顧問の話を聞き、休憩にはいった。


「ヨシ!」


「拓海」


「…頑張れよ!」


「あぁ」


遠くにいる、あいつが目にはいった。



お前には譲れない。
愛梨は渡さない。



"上等だし"


目で会話をしたみたいだった。