「ふふっ!ありがと、私なんかを好きになってくれて…」


大輝は微笑んだ。


「ヨッシーもなんか変わったよなぁー」


「え?」


「ペアリングだろ?それ」


大輝は私の右手を指差した。


「うん…」


「ヨッシーと絶対離れんなよな!」


「うん!ありがと!」



ありがと、大輝。
私なんかを好きになってくれてありがと。
きっと傷つけたことあったよね?
ごめんね。
でも、打ち明けてくれてありがと。

それで大輝の心に縛りがなくなるなら。
よかったと思う。

大輝はこれからしっかり、沙由とうまくいくよね?

大輝が私と悠希が一緒にいることを望むように、
私だって沙由と大輝が一緒にいることを望んでる。

私だって2人が離れたら許さないんだから!(笑)


いつまでも…私と悠希と大輝と沙由との関係は崩れないよね?


崩れたら許さない。


大輝が沙由を泣かしたら許さないんだから!


バカっ話をできる仲っていいね。


私はみんなが好きだな…。