暫くして来たのは黒い車

降りて来たのは4人の男達



「藤林鈴だな?」

「………」

紅燕の人達じゃない。


「話がある。乗れ」

「………」

翔太の言ってた危険って単語がすぐ頭に浮かんだ。





「別に強制はしない。話がしたいんだ。―――――鈴」

後部座席からもう1人降りてきた。



「…………カズ」


言葉が真っ先に出てきた。

でも言葉もそれだけ

頭がついて来ないのか、記憶がついて来ないのか…







「―――鈴!!」

猛スピードでやって来た光は素早くバイクを降り、私を遮るように立った