「明日からまた毎日来いよ」

「うん。………私、また蓮司の彼女に戻りたい」

私が一番言わなきゃいけない事

同じ事はしない。

もう…あんな、曖昧な立場で通い続けたあの頃の気持ちは嫌で――



「俺は別れたつもり無ぇけど」


「え?えっ、だって…あの時そうかって」

「ああ。言った。……けど別れる事を納得したとは言って無ぇ」

「それはそうだけど…」

完全な屁理屈じゃない?


「離す訳ねえだろ」

腕の力が強まった。

苦しい位強く、嬉しい位蓮司の傍へ