紅蓮の姫

目を瞑っときながら、いつまでも来ない階段に疑問を持ち、そっと目を開けた。

階段は右側にあり、向かうのはまだ真っ直ぐ……



――ガシャッ
――バタンッ


1階の奥にあるドアを開けた先には、私が初めて入った


―――――シャワー室


その狭い空間の奥に押しやられ、やっと手が離れた。


「蓮司……まさかっ」

逃げようにも、蓮司が入り口前に居る

その蓮司はシャワーに片手を、つまみにもう片手をかけてる


漫画で見た事あった。
まさか自分がされるとは思わなかったけど

シャワーヘッドを見ながら急いで鞄を外し、投げた

携帯も今日は鞄の中に入ってる



その瞬間、私は頭からお湯をかけられた