樹さんは絶対私に構わない。
声もかけなければ、顔も見てこない。

だから前は、机に教科書資料集を広げまくって勉強した。


今日は何をしよう……
雑誌も宿題も無い







―――――――バンッ


手持ち無沙汰に悩んでいると、凄い音がした。

音のした方をみると………乱暴に開けられた扉と、開けた女の人


「あれ?樹だけか。久し振り~」

「…………」

無返事も気にしてないみたい。



「あれ?女の子居んじゃん。誰?誰?誰?誰の何ちゃん?」

話が私に進んでる

「あたし、あかりって言うの。蓮司に用あって来たんだけど居ないね~」


……私、まだ答えてないですよ?