紅蓮の姫

音を立てずに静かに進む

小道といっても幅はある

でも長さもある



静かに…

静かに角を覗き込む。右か左かなんて知らない。

静かに右を―――

そして左を―――





「……………っ」


殴る音だと予想はあった。
だから悲鳴なんてあげない


まず目にはいった男物のスニーカーは地面に倒れてる人の


そして立って居たのは黒の服を着た男

闇に溶け込みそうな
闇を支配しそうな、そんな姿――



同い年……ぐらい?

後ろ姿を見ながらそんな事を考えてた


いや、見つめていた