「私とカズと圭君、同じ小学校なの。元クラスメイトだよ」

「まじかよ~別区域だろ~」

「途中で引越しちゃったけどね。祐も知り合いだったんでしょ。何で?」

「…………ちょっと塾で」

祐らしくない、ポツリと呟く声
聞かれたくない話かな…


確かに、圭君は放課後ほぼ毎日塾に通ってた。
家が大きな病院で、将来は医者になるとか言ってたような……

その圭君と同じ塾なら祐もかなり頭が良いはず。



「鈴ちゃん、話戻すね。」


いつの間にかパソコンを開いてた。

見る気は無いけど、いつもより傾いてるような…
見る気は全く無いけど。