紅蓮の姫

でも、顔を上げたら一触即発
至近距離で睨み合う2人

どうしよう…

「2人共落ち着け」


聞いた事の無い、低く冷たい声

直ぐには誰の声か分からなかった


「鈴ちゃん、とりあえず座って」

一変し、いつもの優しい声

蓮司に目配せしてる雰囲気は冷たいものだけど…




「鈴ちゃん………幾つか質問するね。答えたくないのは答えなくても良いから」


大人しく座った私。
蓮司と光も椅子に座り直し、樹も奥の部屋から戻ってきた

皆の視線が私に集まる