「あ…………」

「……………」

ゆっくりと離れていく手に、何とも気まずい雰囲気になった部屋


怖くないのに。
もう大丈夫なのに


「ごめん、光…………えと、分かるよ?光に翔太に祐。頭は打ってないもん。ちゃんと分かるよ」

あれ?何でこんな質問?


「良かった。………今回はごめんね。こんな事になって…」

「大丈夫だよ。……樹と純は?」

「2人は大丈夫だよ。……ちょっと今は出てるけど」

「そっか。良かった」




「ま、鈴も大丈夫だろっ。男怖がる鈴なんて想像出来ねぇし~」

明るく言う祐に部屋の雰囲気が軽くなった

うん。そうだけど…
誉めてる?貶してる?