誰が来たんだっけ……

どうして助かったんだっけ……

思い出せないあの時の記憶

エスカレートしていく行為


太腿辺りを弄っていた男がまた顔を上げ笑った。

…………もうダメだ。


あぁそっか。私、初めてでも無いんだ

初めてがあんな形でも、蓮司で良かった










――――バタン!!!!


完全に諦めた私の耳に届いたのは轟音

木霊するその音の次は人の叫び声と暴れる物音



「一郎さん!紅燕です」

さっきの男が慌ただしく部屋に入ってきた


男達が出て行って、また私達3人が取り残された