「鈴!―――っ」


記憶を辿ってた私は抵抗を忘れてたらしい。

樹の声で現実に戻ると、押さえられた腕に跨られた体


何をされるか……考えたくもない


着ていた制服が破かれる。

自分の体が震えてるのがよく分かる


真上から見下ろす目が嫌で、咄嗟に顔を横に逸らした



「あの立花蓮司が大事にしてる女だろ。楽しませろよ」


蓮司…………?


蓮司の時は、違った。
こんなじゃない。

押さつける腕も、見下ろしてた目も。
ただ恐怖しかない今とは全然違う

辛そうな蓮司の目があった
苦しそうな蓮司の声があった




私………こんな場所で!こんな奴らに!同じ行為をされたくない