向かったのは以前、光と樹が走った海沿い。

その途中に海に下りる所が有り、その場所でバイクを止めた。




「大丈夫か?」

「うん」

全然問題ない。
ヘルメットを渡しながら、笑顔を向ける。


辿り着いたのは一番最後

光が前回同様に飛ばしまくり、祐も樹も同じ様な速度を出した。

翔太は前の3人と私達の中間を常に保つ様な走り方。


浜辺に下りた時にはもう皆が遊んでる。



ふと、蓮司が石階段に腰を下ろしたのが見えた。

私もその横に座る。
制服を濡らしたくはなかったし。