「ごめんね。大丈夫だよ」

「…………」

顔を覗き込んでくる光

集まっていた視線に笑顔で答える。





「よし!出掛けっか。」

「「「「「は?」」」」」

何がよし!なんだろう。

時々思うが祐って……深いよね。


「辛気臭いんだよ。どっか走り行こ~ぜ」

ああ。そういう事か。
暴走族流の気晴らしかな?

皆も乗り気だ。
蓮司ですらもう立ち上がってる。


「鈴ちゃん、終業式明日だっけ?」

「うん。そだよ」

流石翔太様。
私の学校を良く分かってらっしゃる。