その後から送り迎えをしてくれた蓮司

家の前まで。

傷付けない。その言葉と気持ちがなんだかくすぐったい。
優しい蓮司がなんだか可笑しい。




「ありがと」

送って貰った家の前。
明日が月曜だからまだまだ時間は早い。


「明日……迎え行けねぇ」

「そうなの?」

「ああ。………光に迎え頼むから、倉庫には来い」

「分かった。ちゃんと行くよ」




正直、蓮司が学校に迎えに来ると怖い。
校門に人垣ができそうで…

その中心に声かけるなんて度胸、私にはまだ無いから。