あれから、数日。 何事もないつまらない退屈な日々が続いた。 いつものように学校へ行って、いつものように友達と駄弁って、いつものようにお金稼ぎして。 そんなつまらない毎日。 だけど、一つだけ変わったこと。 あの人のことが忘れられなくて、いつもあたしの頭の中に入ってくる。 あんなよくわかんない変な奴のことなんて、忘れたいのに。 でも、あの人があたしを止めに来た時、 モノクロだったあたしの視界が、一瞬輝いた気がしたから。