「昨日ー?ふ、普通普通!なんもないよー。」 あたしは軽く笑いながら言った。 このことは、2人には知られたくない。 なんでだか、わからないけど。 秘密にして、あたしの中だけに閉まっておきたい。 「へぇ〜。奈緒大丈夫〜?また、しかめっ面してるよぉ!こわぁ〜い。」 瑞稀は相変わらずのきゃぴきゃぴ口調で聞いてくる。 絶対に言えない、昨日のことは。 「大丈夫だってば!ね!ちょっと眠いだけ!」 あたしは悟られないよう、答えた。