「助けにきたって…意味わかんないんですけど!あたしのこと、知ってるわけ?」 「今日、初めて会った。君みたいな子にこういうこと、やめさせたいって思っただけだ。」 なにそれ…ただの偽善者じゃん…! 「誰だかわかんないけど、あんたみたいな赤の他人につべこべ言われる筋合いないから。……帰る。」 あたしは来た道を戻ろうとその場を去ろうとした。 「ちょっと待て!話はまだ終わってない…!」 男の人は追いかけて、あたしの肩をがしっと掴んだ。 「ひゃっ…」 あたしは、思わず声が漏れた。