すると、部屋から微かに聞こえてたシャワー音が止んだ。 「あ、そろそろみたい!」 あたしは電話越しの瑞稀に言った。 「あ、そう〜?」 「うん!じゃあ、切るね!あとでまた電話するかも!」 私はケータイを耳から離しながら言った。 「わかった〜。頑張って〜♪」 耳から離したケータイから小さな音で聞こえた。 そして、あたしはケータイを切って部屋に入った。 だるいなぁ。