「で、瑞稀はどうしたのー?」 あたしは廊下の壁によっ掛かりながら聞いた。 「え?どうしたって〜?」 「いや、一件入ってたんでしょ?」 まさか、もう終わったってことは…… 「あ〜!終わったよ〜♪」 瑞稀はいつもの調子で言った。 「えぇ!?まぢで!?」 あたしの声が人のいない廊下に響く。 うわっ……叫びすぎちゃった……。