「そろそろ行こうか?」 どれくらい経ったんだろう。 パーソナルな部分は教えてくれないのに、不思議と話は尽きることはなくて。 あまり強くないくせに、お酒を少し飲み過ぎたらしい。 「……おっと」 自分ではちゃんと立ったつもりだった。 それなのに、ふらついた体はリョウに支えられていた。 「大丈夫?」 「ん……っん」