グラスに半分くらいビールを残して、ヤスが立ち上がった。 「え!? 今すぐ!?」 「おまえの気が変わっても困るから」 「変わらないし、って、ちょっと待ってよ!」 ヤスはあたしのケータイを握ったまま、お店を出た。