これ以上追及されても答えようがないから、あたしはお姉ちゃんの言葉に合わせることにした。



「つき合うことになったら、私には会わせてよね?」


「ん、そうなったらね。……あたしの話はいいの! で? どこで知り合ったの? カッコイイ?」





あたしは話の矛先を変えて、お父さんがお風呂からあがるまで、お姉ちゃんを質問攻めにした。