…そこで私はこんな相談の手紙をえっちゃんに書いた。
「えっちゃんへ!
昨日の恋バナ楽しかったね♪
私ね、色々考えたんだけど、
やっぱり大好きな慎二に、砂土原みたいに言われたら多分ショックで立ち直れないと思うんだ…
だから、もしも、もしものために、もし、慎二からそういうこと言われたときの気持ちの半減のために…時坂を気になる人っていう感じにしておきたいんだあ。
二股じゃないよ!ただ単にちょっと気になる人っていう感じ…
こう、慎二を好きだからこそ好きになったんだよ!みたいな…(笑)
何か変な内容の手紙でごめんねっ!!ゆきより」
時坂を気になる人にっていう感じにした理由は、クラスで一番面白いなあ。って思える男子だったから。
そして、次の日学校で渡して、その手紙を読んだえっちゃんが私の元へ。
「ゆき!時坂もなんか「「小川しつこいなあ~」」とか笑って言いよったんよな!果歩ちゃんのこと知りたいって言いよったとき。その時から気にしてたんじゃない??」
「うそ~。そんな自惚れたりはないけど、とにかく私はそんな感じです…」
「わかりました!承知しておきます(笑」
「お願いします!!」
そういう会話をしていたら…
「ゆきちゃ~ん!」
「あっ、楓ちゃん☆」
「ゆきちゃん、今時間ある?」
楓ちゃんは少し急いでた感じだった。
「あ、えっちゃん、行ってもいいかな?」
「うんいいよ!じゃあまたね♪」
「うん!ありがとう☆…で楓ちゃん何?」
「あっ、あのねっ!ちょっとこっちきてくれる…?」
「うん!」
言われて廊下の隅に行った私たち。
「あのね、ゆきちゃん」
「うん。」
私はこの後、思いもよらない言葉を聞く事になる。
