大切なもの

そして土曜日…



私の部屋では2袋のポテチが用意されている。





ピンポーン


「はあい♪」


「ゆきっ」


「ああ、千穂いいよ~」


「おじゃましまあす」


「こっち来ていいよ」








バタン








「ゆきの部屋久しぶりい☆」


「んじゃあ最初にいつものやる?」


「うん!!!」


いつものとはマリ○パーティだ。



決まっていつも、千穂と2人で遊んだときはマ○オパーティーをやる。


千穂とやると本当に面白い。







「んぢゃあウチ、マイクに「「ジョニー大好き!!」」っちゆーね!!」


「あはは!読み込まれたらウケるしっ!!!!」


「ジョニー大好き!!!」


ピコピコ……


「ク○ボー」ですか??


「あはははあはは!!!」


「クリ○ーだって!!!どこをどう聞き間違えたらク○ボーになるん!??」


「本当マリ○パーティ最高♪」






…ゲームはだいたい2時間くらいで疲れるので、お話モードに切り替わる。



ゲームを切って、私は結衣ちゃんの話を切り出した。



「千穂、あのねえ~…」


「ん?」


私は結衣ちゃんから手紙が来た時のことから、昨日までを丁寧に千穂に話した。









「うわ~小学校の頃から知ってたけど改めて思う。松田結衣うぜえな」


「…」


「あんさ、松田結衣はゆきが慎二好きなこと知ってるの?」


「教えてない…だって慎二本人にばらされちゃったら嫌だし」


「うん…そっかあ。それでもあんまりや」


「そうだよね…まあでも話してすっきりした!ありがとう♪」


「どういたしまして♪あ、ちょっと話変えていい?」


「うんいいよ♪」


「6組の光井果歩(みついかほ)ちゃんって知ってる?」


「うん知ってる!あの可愛いって有名な子やろ?」


「手紙できいたんやけどさあ!4組の時坂っちゆーやつが小学校の頃果歩ちゃんに告ったっちなあ♪」




えええっ!?



「嘘お!??時坂があの果歩ちゃん????」


「うん♪」


「千穂…いい情報ありがとう!!!」


(これで時坂をからかえるぞっ♪♪♪)












…そしてそのまま結衣ちゃんの話に戻り、話し込んで千穂は帰った。



















千穂に話して気がかなり楽になったよ……


あといい情報も…ありがとう♪






そう思いながらその日は眠りについた。