「んー、どこーなのー?」





うろうろとしていると声をかけられた





「どうしましたか?」






そこに居たのはまるで絵本の世界からでてきたような王子様みたいな人だった





「えっ、えっと職員室を探してるんだけどわからなくて」





「職員室ですか、僕が案内しますよ」





と微笑みかけてくれた






あたしはきっと職員室に着くまでの間何回、彼のことを見ていたのだろうか