幸せの選択

その瞬間、なにかのスイッチが入ったように、荒々しく口付ける要さん



首筋に走る痛みは数えきれなくなった。

煩わしそうにシャツのボタンを外し露になった要さんの鍛えられた身体に、思わず手を伸ばした。



「千秋……ごめん。やさしくしてやれないかも」


苦しそうにそういう要さんが、私を欲していると言ってるようで、



「私はどこへでも付いていきます」


と伝えた。

そんな私にフフッと笑ってから、私の体を快楽の海に連れ出した。