幸せの選択

「そんなことないです。私を受け入れてもらえたって思えるから」



腰に回された腕を必死に掴む私





「三島………ごめん。もう離してやれない」






「えっ?きゃっ!」




私の体は、要さんによって宙に浮いた。



「か、要さん!」



私を抱えた要さんは、そのまま部屋の中へと歩いていく。







「ち、ちよっと……ん、んん」



『降ろして』と言おうとする私の口は塞がれた。