幸せの選択

晃樹の家を出てからココまで来るまでに、自分の気持ちを整理した。



要さんが好き。
その気持ちに間違いはない。


だけど、この気持ちが受け入れられる保証はない。




それが私を不安にさせ、要さんのところへ向けた足を何度も止めた。





その度、晃樹を傷つけてまで貫いた自分の気持ちを思い出し、なんとかここまでやって来た。





見上げるほど高いマンションの下、この中に要さんがいると思っただけでキュンと胸が鳴る