幸せの選択

モナさんは腕を組んで怒っている。
その隣で河野さんがモナさんのお腹を気にしてる。




「自信がないんだったら独立なんてしなきゃいいのよ。そんなカッコつけたって、誰も褒めないっつうの!」



「コラコラあんま怒ると赤ちゃんが…」





「だって、そう思わない?要が先に千秋ちゃんにその気にさせといて、それって酷い!あんまりじゃない。それに、その若造も若造。

人が弱ってるとこに付け込んで、外堀から固めるなんて卑怯じゃない」





一気にしゃべりると、玲衣さんが運んできたハーブティーを一気に飲み干す。




「あのぉ…要さんの独立って?」




さっきモナさんが『自身がないなら独立……』って言ってた事がきになる。