幸せの選択

そこにいたのは、私が開けたドアに手をかけ立つ晃樹


一瞬何がなんだか分からなかった私は、次の行動に出るまで、数秒時間がかかってしまった。


ノブに手をかけ閉めようとしても、既に半身中に入っていた晃樹に阻まれた。



「イヤ!帰って」


追い出そうと晃樹の体を押そうとするけど、あっさりその手を掴まれ、逆に引き寄せられた




「帰らないよ」



ギュット抱き締められて、耳元に囁く晃樹に、必死にイヤイヤと首を降る