幸せの選択

このところ忙しくて近寄りもしなかったこの街に、要さんといるなんて不思議。



「私、この辺結構知ってる店多いんですよ?」


「そうか。俺もたまに来るよ」



「そうなんですか?もしかしたら知らずにすれ違ってたかもしれないですね」




ウキウキする私の頭を「俺が三島に気付かない訳ないだろ?」と小突かれた。





「ッハハ。そうですね。要さん目立ちますから私も気付かない訳ないです」





オシャレな街並みに負けることのない要さんは、一見雑誌の撮影かと思うほど。

その証拠に、さっきからチラチラといろんな方向から視線が集まっている。