幸せの選択

「俺は楽しくていいけどね」



「………ありがとうございます」





ポンポンと私の頭を撫でる要さんの右手。
いつも、この手は私に安心をくれる。



「三島、とりあえずこの辺で降りてみようか?」




「はい」



要さんが車を停めたところは、馴染みのショップが立ち並ぶ

まだ、派遣社員だった頃、休日出勤なんてなくて、休みの日にはここで随分時間を過ごした。



服や靴を見るのも楽しかったけど、やっぱり雑貨や家具を見て回る方が多かった。