幸せの選択

「何か、3人で使えるものがいいかなあと思うんです。だけど、物って好みとかがあるから難しいですよね?」



「うん……」



何か、考え事をしているらしい要さんは、私の言葉に相槌は打っているけど上の空



考え事の最中に話しかけられたら嫌だろうと、私も黙ることにした。





ぼんやりと外の景色を眺めていると、窓が少しだけ開いた。



「わぁ!」

突然開いたことに驚いていると、「ごめん。驚かした?」とイタズラな顔をしている要さん。




「もぉ、急にだからびっくりしました。やめてください」


「ごめんごめん。お前が黙ってるの珍しいなぁと思ってさ」


「えっ?そうですか?」



「うん。こういう時は大体おしゃべりしてるよ?」




知らなかった。自分でも気付かないうちにおしゃべりになっていたなんて。