読んだ瞬間、ハッとして時計を見ると、8時半を過ぎたところ。



窓ガラスに映る自分は昨日のまま
いや、昨日よりも大分ヒドイ………



家に辿り着き、テーブルで思いのまま泣き、挙句の果てに疲れてそのまま眠ってしまった






とりあえず、何から始めようか考えて、シャワーを浴びることにした。





浴室に向かい、蛇口をひねると浴槽に勢いよくお湯が入る。



フワッと湯気が上がるそれを見つめながら、玲衣さんのことを想う。





今頃どうしてるだろう



玲衣さんのことだから誰にも言わず一人で耐えてるんだと思う。